生活習慣病雑記


動脈硬化にも関与する活性酸素



生命活動に必要な酸素は体内に取り入れられ、摂取した栄養分を燃焼させてエネルギーを作り出しています。しかしその中の2%ほどの酸素が反応性の高い活性酸素になります。活性酸素は細胞膜やDNAなどを酸化、変性させ老化の大きな原因となっています。

人の体内には活性酸素から自分自身の体を守る防御システムがあります。しかし、紫外線や放射線、大気汚染、食品添加物、殺虫剤、激しいスポーツ、ストレスなど現代の生活環境は活性酸素の発生源が多くあり、身体に備わった防御システムだけでは過剰になった活性酸素を処理しきれなくなっています。

生活習慣病は動脈硬化をもたらし、脳卒中や心疾患を引き起こす原因となります。動脈硬化は生活習慣病によるコレステロールの血管壁への沈着により、血管が硬化しもろくなるとなると考えられてきました。しかし、コレステロールだけでは動脈硬化が起こらないこともわかってきたのです。

悪玉と呼ばれるLDLコレステロールが血液中に過剰になると、活性酸素が加わって酸化LDLに変わります。人の身体は酸化LDLを異物とみなして、白血球の一種であるマクロファージがLDLを食べて処理します。このとき、マクロファージの処理能力を越えて酸化LDLがあると、マクロファージが壊れて、血管壁に蓄積してしまいます。

このマクロファージの残骸が動脈硬化の原因となっていたのです。

過剰なLDLコレステロール、あるいはLDLコレステロールを回収するHDLコレステロールの不足に、過剰な活性酸素の存在が動脈硬化を引き起こしていたのです。

過剰な活性酸素は老化の原因だけでなく、がんや生活習慣病などさまざまな病気の原因であるとも言われています。

また、喫煙は活性酸素を増加させて、細胞を傷つけたりがんを増加させるだけでなく、抗酸化物質であるビタミンCまでも破壊してしまい、シミやくすみなどの原因であるメラニンを増加させます。

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