血液検査・検査項目の見方と基準値


LAP

ロイシンアミノペプチダーゼ



LAPは

肝臓、腎臓、すい臓、子宮、脳、睾丸、腸管などに見られますが、通常は胆汁内に多く含有されています。

胆汁は肝臓で作られ、胆のうから胆管を経て十二指腸に排出されます。しかし、肝臓内及び胆道に閉塞が起こると胆汁がうっ滞を招き、血液中にLAPが逆流して血中のLAP濃度を上昇させます。

閉塞を起こすのは、肝臓自体が障害を起こしているか、胆管、胆のうに障害が生じている場合です。これら以外の原因で血液中のLAP値が上昇することはほとんでありません。

ALPもLAPと同じ胆道の閉塞で高い値を示しますが、ALPの場合は骨の病気を同時に疑いますが、LAPは骨の病気では検査値に変化はありません。したがって、ALPとLAPが同時に高い値の場合は胆道系の疾患が疑われます。

また、LAPはリンパ球にも大量に存在するので、リンパ球の増加やリンパ球が破壊される疾患でも血中に増加します。

食事や運動による検査値の変化はありませんが、アルコールの摂取によってγ-GTPと共に上昇します。
また、胎盤に多く含まれているので妊娠中は高い値を示します。

基準値

33~76IU/L

血液検査の基準値は実施する施設や検査方法などによって異なります。

一回だけの検査数値でなく過去の検査数値との比較が大切です。

疑われる病気

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝、肝臓がん、胆のう炎、胆道閉鎖、胆道結石、胆道がん、急性すい炎、すい臓がん、感染症、自己免疫性疾患、悪性リンパ腫、白血病など

LAPの値だけでは診断の確定は出来ないので、他の肝機能検査の結果と組み合わせて総合的に判断します。


 検査項目

腎機能

尿酸代謝

電解質

血清鉄

筋肉関連酵素

炎症反応

血球算定検査