血液検査・検査項目の見方と基準値


GLU 血糖



血糖は

血液中のブドウ糖のことを意味しています。ブドウ糖は体内においてエネルギー源として重要ですが、高濃度のブドウ糖は糖化反応を引き起こして、微小血管に障害を与えるので生体にとって有害となります。そのためインスリンなどによってその濃度が常に狭い範囲に保たれています。

血糖値はインスリンによって下げられ、グルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモンなどの働きによって上昇し、常に一定の範囲内に保たれます。

低血糖の場合は、回避メカニズムが四重にありますが、血糖値が高くなった場合それを下げるホルモンはインスリンしかありません。、インスリンが不足したり、あるいはインスリンの働きが弱くなると、糖尿病を発症することになります。

低血糖に対しては数段階の回避システムが用意されていますが、それでも極端に血糖値が下がると、大脳のエネルギー代謝が維持できなく、精神症状、意識消失を引き起こし、重篤な場合は死に至ることもあります。

糖尿病患者などにおいて、血糖値の管理がうまくいってない場合など、高血糖状態があまりにも長期間続くと、低血糖とはみなされないような濃度でも低血糖発作を起こすことがあります。

血糖値の検査は、高血糖の疾患である糖尿病の有無や、その治療、管理の指標として欠かすことができません。

基準値

空腹時血糖   70~109mg/dl

     

食後2時間血糖 140mg/dl未満

血液検査の基準値は実施する施設や検査方法などによって異なります。

一回だけの検査数値でなく過去の検査数値との比較が大切です。

疑われる病気

高値 糖尿病、甲状腺機能亢進症、クッシング症候群、すい炎、肝炎、肝硬変など

低値 インスリンノーマ(すい島線種)、肝臓がん、糖原病、ガラクトース血症など


空腹時の血糖値が126mg/dl以上、あるいは食後の血糖値が200mg/dl以上ならば、糖尿病が疑われます。

健康な人でも、血糖値は一日のうちで70~130mg/dlの間で変動していて、食事の前と後では大きな差があります。
食後は血液中にブドウ糖が出てくるので、血糖値は食前よりも高くなります。

血糖値がおよそ180mg/dlを上まわると、腎臓でのブドウ糖の再吸収が追いつかなくなるので、尿中に排出されるようになります。ショ糖(砂糖)180g程度を一度に摂取すると健康な人でも一時的に糖尿を生じます。

清涼飲料水やスポーツドリンクなどのペットボトル飲料の普及で、知らないうちに糖分を過剰摂取していることがあり、ペットボトル症候群と呼ばれる急性の糖尿病を発症する例が増えています。


 検査項目

腎機能

尿酸代謝

電解質

血清鉄

筋肉関連酵素

炎症反応

血球算定検査